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パルプ敷きの部屋

先日書いたオムニバス「月刊サンレイン」への収録、詳細がサンレインレコードのサイトに上がりました。

http://www.sunrain-records.com/catalog-3294.html

カオティックガールシンドロームというバンドで参加しています。他に収録されている面々も凄いですね。中でもSAKANAはめちゃくちゃ敬愛しているアーティストの方々なので、別に一緒に収録されたから僕らがどうだってこともないんですが、単純に名前が並んでいるのが嬉しいです。





何故か最近中学校の時アイドル/大好きだったバンド(the stone roses、 the La'sなど)を欲してしまいます。1周したってことでしょうかね。後者はリマスター2枚組のデラックスエディションを中古で見つけたのでちょっと前に買ってしまいました。

今年に入って60年代のサイケポップやらソフトロックを改めて見直して、たくさんの発見がありました。と同時に、昔大好きとは言いながらどこか盲信的だった音楽への関心に裏付けが取れた感もありました。少なくとも今まで聴いて来た音楽の中には、ローゼズやラーズのような感覚を与えてくれるものは他にありません。オリジネイターと言われる60年代のバンドであっても。この感覚は80年代後半〜90年代初頭にしか実現出来なかったものなのかもしれません。
ラーズを聴いていると、「サイケ以前のビートルズにインスパイアされたギターポップで、これ以上のものはないんじゃないか」とすら思ってしまいます。


正直口にするのは恥ずかしい言葉である「エヴァーグリーン」の響きが凄く好きなんですけど、個人的にthe La'sってまさにそういうイメージです。同様に思ってる方も多いのではないでしょうか。本当にジャケの色まんま。
この清廉さというか眩しさは、音楽以外にも散見することがあります。



知っている人からすると「またか」という感じでしょうが(苦笑)夏目漱石の大名作「永日小品」中の『火事』です。

ある夜、主人公が火事の現場に野次馬的好奇心で向かおうとするものの、その現場の漠とした位置はわかりながらも結局、その夜のうちにそこへは辿り着けません。そこで翌日主人公は昨日火事があったと思しき場所へ様子を見に向かいます。


(以下引用)
 翌日午(ひる)過散歩のついでに、火元を見届けようと思う好奇心から、例の坂を上って、昨夕の路次を抜けて、蒸気ポンプの留まっていた組屋敷へ出て、二、三間先の曲角をまがって、ぶらぶら歩いて見たが、冬籠りと見える家が軒を並べてひそりと静まっているばかりである。焼け跡は何処にも見当たらない。火の揚がったのはこの辺だと思われる所は、奇麗な杉垣ばかり続いて、そのうちの一軒からは微かに琴の音が洩れた。
(引用終わり)


喜怒哀楽のどれとも言いようがなく、何かしら白昼夢の中に溶けていくような感触があります。
いやしかしこれを直ちにラーズの感触と類似していると語ってしまっていいのか……もっと適した文章があるのではないか……。






《参考:夏目漱石「夢十夜 他二篇」岩波文庫》
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