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アサヒ! 〜トゥラリカ福岡へ行く〜

ご無沙汰しております。ヌメです。ここ最近でレコ発プチツアーの福岡、東京と消化して参りましたのでそのことをボチボチ書いていこうかと思いますよ。


まず福岡。
3/11(日)@薬院UTERO "Sound Without Equal"
OP/19:00 ST/19:30 TICKET 前売¥1500(当日¥2000)(+1drink order)

■トゥラリカ
■倉地久美夫
■homesick
■魚座
■妄想A子




経済面を考慮して夜行バスと青春18きっぷを駆使、時間と体力さえあればどうにでもなるわいと意気込んでいたわけですが、実際行きの夜行バスは無駄にセンシティヴな不肖ヌメヌメノン、正直しんどかったです。今度から絶対に枕もしくはクッションを持参します。夜22時半から朝9時までの長旅。アサヒ!しかも博多に着いて数分、即バス会社から着信が。何事かと思いきやバスの中に携帯の忘れ物とのこと。そうです。泉さんです。ドラマーでありながらレコーディング前日にスネアドラムを紛失した漢(しかもどこで無くしたかわからない)。まさか来福早々人に謝ることになるとは思いませんでした。泉さん、反省してください。

とりあえず時間があるということで博多〜天神を散策。
天神の島村楽器で泉さんの新しいスネア用リサーチを敢行。わざわざ書くほどのこともない一悶着を経てようやくラディックのボーナム仕様スネア、同じくラディック小口径とYAMAHAのラメラメなブツを試打。個人的にラディック小口径は見た目が完璧過ぎてもう見た瞬間に「泉、お前これ買えよ」と言う始末。しかし実際試打室でその出音を聴いた瞬間メンバー全員で「これじゃないすか?」とニマーしたのはなかなかバンドっぽかったっすね。うちは重度のラディック厨集団なのでね。それ以外のブツも一応試したもののちょっと小口径が最高過ぎて結局泉さんはそれを購入しました(大西さんのバイト先の楽器屋で)。

興が乗ってきたぞ。昼飯はここで。多分所謂博多ラーメンの本流ではないんでしょうが、うまかったっすよ。隣のラーメン道場破りを遂行中と思しき団体客が三重から(!)の来店らしくそれを盗み聞きした泉さんは案の定凄い顔をしていました。大西さんは明太子の味にいたく感動していた。


そしてついに福岡薬院UTEROへ。名古屋でいうとデイトリとかロックンロールくらいの小箱ですが、やたら照明のクオリティが高かったりステージ床が赤く光っていたりなんか凄そう。そして決定的なのは音が(・∀・)イイ!!リハもめちゃくちゃやりやすかったです。後で聞いたところPAの方はガチヤバな人なのだそうな……。

自分らのリハが終わってしばらくして倉地さんが登場、この人は普通に話していてもグルーヴが出ているというか、まあ、失礼な言い方をしてしまうと、ヤバいんですね。かのエリック・ドルフィーはセロニアス・モンクを評して「歩いているだけで音楽だ」と言ったそうですが、多分そういう感じなんだと思いますわ。男前だし。リハを聴いているだけでニヤニヤが止まらない。この人本当に最高過ぎる。
本編ではやってなかったけどリハで聴けたこれも大名曲
本編までの間には倉地さんやhomesickの方々と談笑。


さて本番、妄想A子の歌のうまさにバビる。めっちゃアコースティックだしポップなんだがゴツいライヴにばっかり行っているそうだ。小谷美紗子とか好きなんだろうか、と思ったが聞きそびれた。homesickにはレディオヘッド感を基調にjoshuaとかboys lifeの手触りも感じた。決して曲が似ているとかではないが。その辺好きなんだろうか、と思ったが聞きそびれた。問題は魚座だ。これがとんでもなかった。ビックリした。はっぴいえんどとかYO LA TENGOとかFEELIESとかまあ、フォーキーで良質なロックと言えるは言えるのだが、もうそんなことどうでもよくなるくらい強い。何が強いのか。唄心とでも言おうか。ヴォーカルの藤井さんが詩の中で「〜だったね」「〜していたね」という語尾を使う度に、そこに現れるある種の諦観や生活の途方も無さや蛇口から水がポタポタと落ちる感じや人気のない夕暮れじゃなくてもいいが夕暮れ時の図書館でぼんやりしている感じとかが無声映画で急にパッとカメラが切り替わるようにしかし順々にではなくたちどころに現れて泣けた。
ラストで演奏された「本を読まなくちゃ」という曲は本当に信じられなかった。弾き語りでの動画もあるけれど(そしてそれも大変素晴らしいけれど)ライヴが凄過ぎた。曲調は違うし、比べるもんでもないがclimb the mindの山内さんを越えるエモ大将を見てしまったような気がする。そして名古屋の人間がクライムを愛すように福岡(北九州?)の人間も魚座を愛しているようでした(UTEROでワンマンもやったらしい)。僕は数年ぶりにライヴで頬に涙を流して号泣してしまい、藤井さんのファンになった。僕の中でクライムとjugzをつなぐ線の上に魚座がピッタリとはまった感がある。


で、トゥラリカはというと、魚座で邪念を洗い流したデトックス・ギグといった趣でとても楽しくやれました。あんまり弾けてはいなかったけど中途半端にはなってなかったと思います。エクスプロード。


実は倉地さんを弾き語りで見るのは初めて。倉地さんのエッセンシャルな部分を改めて目の当たりにしてやっぱりニヤニヤが止まらず。風の噂で「どうやら最近小田和正のラブストーリーは突然にをやるらしい」と聞いていたので本番前にリクエストしたところ本当にやってくれて、そして完全に倉地さんの曲になっていました。ふちがみとふなとの曲もやっていた。「晩ご飯、何する?」という歌詞が荘厳なグッドメロディで歌われていた。鬼は普段エリンギの格好をしているだろうという推測のもと作られたエリンギの鬼。「埼玉の奥はどこまでも畑/大仁田厚と鬼がくる」「どこまで歩いたか、鬼の姿で」「YOUTUBEにアップするぞと脅されたりした」「ケーブルテレビの取材を受けた/俺とよく似た奴がヒマラヤの山奥にいるらしい/そうか、俺はまだひとりじゃない」(耳コピだが大体合ってるはず)という奇跡のラインが並ぶ絶世の名曲。アンコールにはこれまた絶品のカヴァー「蘇州夜曲」をリクエスト。
倉地さんは身体性と人間性がそのまま音楽に直結しているとしか言いようがなく、天然の前衛性というか人が本来持っているはずの辺境性のようなものが音楽的嗅覚(メロのよさとかコード感)と結びついていてこれはもう天才以外になんと言えばいいのか。天才という言葉が嫌いな方は人間国宝として認識して頂きたい。単なる地域的な辺境音楽よりも、倉地さんのような人間の中にある辺境性を意識させるものの方が僕は好きです。弾き語りだとそれが極めてダイレクトに響く。


魚座のみなさん(あまりお話が出来ず残念至極)と倉地さんが帰られてから、UTEROの原尻さんの好意で打ち上げへ。どうやら気福岡の脱臼音楽好きには気に入って頂けたようで、何よりでした。話す人話す人みんなに「Do it scienceと対バンしてよ!」と言われたのですが、当事者間ではすでに「対バンしたいっすね〜」みたいな感じになってるので近いうちに実現させます。homesickのヒサミツさんが異様にグッドヒューマンだったんだが普段は陰キャラのようだ。人間は見かけによらない。マジでUTEROにはまた出演する、これはトゥラリカの総意だ。UTEROを選んでよかった。




打ち上げが終わり、始発までどうするかな〜〜んも考えてなかったのでどっか待機できるとこをとファミマで考えていたら妄想A子のサキちゃんと再遭遇。UTEROに来ていた金子君というヘヴィリスナーの家で待機させてくれるとのことでガチ恐縮。「ツアバンが現地人に頼らなくてどうするんですか!?」という県民性あふれる至言を僕は忘れないだろう。金子君の家では福岡のバンドマンのサイタ君(chainsaw TV)とも一緒になって彼らから福岡シーンについてザッと聞く。これ!これよ!!アタシこういうことしたかったの!!!!!地域交流!!!!!!というわけで結構テンション上がりました。サキちゃんにはバス停まで送ってもらったりサイタ君にはその後忘れ物まで届けてもらったり、本当頭上がりませんでしたわ……。サイコーっす。



青春18きっぷパワーで12日は1日中ず〜〜〜〜〜〜っと電車に乗ってました。でも途中下車で喰った広島の牡蠣はうまかったナア。ただ倉地さんにレコ発に出てもらいたいがために福岡遠征を半ば無理矢理決行して、一時はどうなることかと思いましたが、結果、行ってよかったと心の底から感じてます。その証拠がこの文量だ。副産物として、そんなに興味なかった旅行が割といいもんだなと思えるようになりました。また行くぜ、福岡。
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